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ご返信に感謝申し上げます。- 小柳昌子
2017/11/15 (Wed) 10:30:17
うえの様

突然の投稿で、ご丁寧にご返信を下さいまして
誠にありがとうございます。
昨晩、チョイ反抗期君にこのお話をしてしまいました。
「エ~~日大の医学部なんて到底むーりー・・・」
と、ビビッておりました。
確かに、まだまだ未熟者ですし、将来も決まって
おらずに周りがオシオシでございます。
さ~これからが勝負ですので、竹刀を持つと性格が
かわる?気持ちで受験にも勝つように頑張ってもらいます。
まずは二年生になったら難関クラスと部活を両立しつつ
剣道での良い成績も残し、前向きに親子共々進んで
行きますので、もしも??本人が部活の見学を希望
する気持ちになりましたら、是非とも宜しくお願い
申し上げます。(必ず部活見学の許可を申し出ます)
申し遅れましたが、日大一高剣道部の小柳です。
これからも応援しておりますので、頑張って下さい。
※この投稿は表に出さないで下さいませ。
ありがとうございました。
向上心- うえの
2017/11/13 (Mon) 23:41:00
この一年、剣道でうまくいかなかったり迷ったりしたことがあったと思う。でもその都度みんな克服してきたと思う。今の自分が出せる一番の剣道をすれば、自ずと結果はついてくると思うから。今日は勝ちに拘るぞ。頑張ろう。

部員の輪を前に僕は言った。
秋季医歯薬獣医科大学剣道大会。1年の締め括りとなる大会当日。各校東医体が終わってからの稽古はこの日のために取り組んできたのだ。会場全体に独特な雰囲気が流れる。

チーム全体として状態は良いと思っていた。
大会前の稽古から、どこまで今のチームが戦えるかを早く見てみたかった。

また、主将になって初めての団体戦だったので、普段以上に自分が何とかしようという思いが強かった。
僕は主将として部員の力を信じていた。だから僕も部員の期待を裏切るような試合をするわけにはいかない。
個人的にも最近合同稽古や出稽古をする中でいろんな人と剣道をし、普段より対外戦に対する緊張は少なかった。
普段は気持ちが空回りしがちなのだが、アップの段階で俺今日調子いいぞ、と思った。

アップの段階でもう一つ、個人的に良いな、と思ったことがあった。
1回戦のオーダーから外した選手がいつも通り、またはそれ以上に気合を入れ、声を出してアップをしていたのだ。
僕は高校の時補欠止まりだったので、補欠という枠に対する考えが多い。
補欠は試合に出られないからと言って、何もできないわけではない。
試合に出る人が試合に集中できるように仕事をするのはもちろんだが、一番はアップの時に全力を出すことだと思う。
声を出して、できる限りの動きをして、試合に出る人に「アイツがあれだけやってるんだから俺も」と思わせたり「うかうかしてたら俺が外されて2試合目以降はアイツが出るかも…」と思わせることは補欠にしかできない。
試合に出ない人の頑張りは試合に出る人にも良い影響を与える。
補欠だった時もレギュラーになった今もそう思っている。
強いチームほど試合に出ない人がしっかりしていると思う。
この日は結果的に彼は試合に出なかったが試合に出る身として感謝している。

1回戦は東京大学だった。

先鋒が面を2本決めたことで人数的に日大医の勝利が決定した。
彼は後期になって自分に合った剣道をようやく見つけ、ここまで誰よりも声を出して稽古をしてきた。
大会直前に逃げ腰になって調子を崩していたように見られたが、前日も僕と自主練で打ちまくった面をしっかり決めたのは今後につながる試合だったと思った。

次鋒の僕が蹲踞をし、不戦勝により2勝目。
中堅の先輩が流石の2本勝ち、副将も蹲踞で不戦勝。

4勝で迎えた大将戦。大将は結果として東大花田氏の前に2本負だったが僕は悪くない試合だったと思う。
知る人ぞ知る相手に物怖じせず、自分から攻め入っていた。
東医体の時は後手に回ってしまっていたのだが、これは良い傾向だと思った。
逃げるような打ちも前に比べ少なく、強気に自分の技を出していたのは評価したい。
本人の中で反省すべきところは多いと思うので、それを来年の稽古まで忘れなければ来年の東医体では良い勝負ができると思っている。

東大戦の次は前回大会3位の慶応大学だった。

意地でも勝ちたかった。とにかくこの試合に懸ける気持ちは大きかった。
集め得る情報は集めたし、ネットに上がっている動画も何度も再生し徹底的に対策を練った。

"ふと。振り返ってみて思うことは、やはり試合ごとにあまりいい記憶がない。
団体戦でチームの勝利に貢献した記憶もあまりない。
チームとして、年間2度のベスト16に輝いた昨年と比べると、今年はまだ、何もない。
そして何より一番思うこと。
「この試合は日大負けるんじゃないかな」という試合は片っ端から敗けている。これが何よりも悔しい。
昨年はまだそういった試合を何試合か拾っていたと記憶しているが、今年はまだそれがない。"

試合10日前の日記にこんなことを書いた。
日大医対慶應。もちろん慶應が勝つ。誰もがそう思うはず。現に実力は相手の方が明らかに上だ。大会当日も対戦表を前に慶應が勝つものとして会話している声を聞いた。
だから、勝ちたかった。

先鋒が2本負した。
最初の1本を取られた時、現実を突きつけられた気がした。
だが、2本目を取られた時、自分の中で熱いものがこみ上げてきた。
今までの試合で感じたことのない感覚だった。
初太刀は籠手胴を打つと周りにも言っていたが、外れた時のリスクを考えて礼をしたときに辞めようと決めた。確実に取られないよう、確実に2本とって後ろに繋ごうと思った。

相手は、強かった。少なくとも僕より実力は上だった。
迂闊な動きをしたら結果は見えていた。
2分が過ぎただろうか。息が上がってきてしまう。
自分の剣道スタイルは体力を使うが、この日は今まで以上に気を抜かず、かつスタイルは変えずだったので、たった2分とは思えない疲労を感じていた。それでも自然と体が動いた。
無心でメンに飛んだ。合面になった。
自分の面も当たったが、相手の面も当たっていた。ほぼ同時。
祈るように審判を見ると赤旗が3本。僕の色だった。

今振り返るととても嬉しいのだが、その時はまだ何も思わなかった。自分でも何が起こっているやらという状態だったのかもしれない。
やがて試合は続き、時間だけが過ぎた。体力は限界に近かった。
「上野時間ないよ!!」女子部員の声がやけにはっきり聞こえた。
「1本持ってるよ!」先鋒の声も聞こえた。
声を聞いた次の瞬間、なぜか相手が面を狙っているのがわかった。
相手の得意技が面であることは事前の調査で知っていた。
自分がしくじれば確実に面を取られる。相手の面の速さは動画で見る限りかなりのものだった。
時間的にも体力的にも次が最後だと思った。
僕が放った籠手は自分でも驚くほど大きな音がした。

チームメイトの元に帰ると先鋒が興奮気味に何か声をかけてきたが、何と言われたのか覚えていない。
僕自身疲れと解放感で何も考えることができなかった。
チームとしては5分5分になって中堅戦を迎えた。
相手は今春個人戦準優勝者だったが、中堅の前主将なら勝てると思っていた。というより日大医で個の相手に勝てるなら前主将しかいないと思っていた。

試合は中盤まで両者譲らない展開になった。
先鋒次鋒戦と違い、一足一刀で凌ぎを削る緊迫した時間が流れた。
それでもこの人なら大丈夫だと思っていた。
乾いた胴の音がこだまし、赤旗が3本。
その後も惜しい面が3本ほどあった。
堂々たる戦いぶりに、思わず身を乗り出して見入っている自分がいた。いつも以上にその背中が大きく見えた。

笛の音が鳴り、自分が息を忘れていたことに気づく。
これで2勝1敗。
副将は団体戦を得意としており、彼に助けられたことは一度や二度ではなかったので、一種の信頼感を持っていた。
アイツなら大丈夫。そう思っていた矢先に上がったのは3本の白旗だった。
相手も1本を取りに来るのに必死だった。
「大丈夫大丈夫!」「取り返せ取り返せ!」「返すよ!」
声が飛ぶ。
それでもなかなか技は決まらなかった。
寿命が縮まる思いってこういう感じなんだな、と思った。
うちの大将を信頼していないわけではないが、相手の大将は今年の東医体個人ベスト8の猛者だった。なるべく副将で決めたい。
気づけば手を合わせて試合を見ていた。

中盤、面を取り返した。
しかしながらできれば勝っておいてほしい。
不安半分、期待半分がチームを取り巻いていた。
また時間が流れる。ヤバいぞ。そう思い始めた終盤。
ここまでの試合を考えると随分長く感じるのに、今これからのことを考えるとやけに短く感じた。
さっきビデオを確認したところ、時間にして2分50秒だった。
副将の完璧な逆胴に思わず声を上げてしまったが、右も左も声を上げていた。

うちの大将うんぬんより、相手の選手が凄まじかった。
結果的に副将が引き分けなら本数差で負けていた。ぎりぎりの戦いだった。
整列し、相手の表情を見て、ボードの結果を見てやっと気が付いた。
必死過ぎて忘れていた。
慶應に勝ってしまった。ベスト16進出。

仲間全員と喜びたかった。
だが主将が次の試合を控えて感情を表に出すのはチームの雰囲気が緩むと思って出さなかった。内心は大騒ぎだった。

3回戦は昭和大学医学部戦。東医体3位。
2回戦で勝った自分たちなら、という雰囲気を感じた。
だが、結果は及ばなかった。
オーダーを組みかえて臨んだが、相手の選手層の厚さには驚かされた。
どのポジションの選手も力強かった。オーダーを組みかえただけでは対応しきれなかった。

それでもチーム的には善戦したと思う。
個人的に昭和戦で勝てなかったことが悔いであり反省もすべきところは多く見つかったが、相手を考えるとチームとして慶應に勝ち、昭和とやり合ったのはよくやってくれたと思った。

だが試合後のミーティングは全員が俯き、反省点を挙げていた。
笑みは全くと言っていいほどなかった。
「もっと喜んでいいと思う」と試合に出なかったメンバーが口をそろえて言うほど重い雰囲気だった。

去年の東医体でベスト16になった時には負けてもみんなが笑みを浮かべて「よくやった」と言い合う和やかな雰囲気だった。
去年の秋関でベスト16になった時は勝てるのではないかという相手に負け、涙を流す部員もいたほどに悔しがった。
そして今年。厳しい戦いを制した上でベスト16になったが、誰一人満足してはいなかった。この日記にあまり暗いことや厳しいことは書かないようにしてるので文章からは伝わりにくいかもしれないが、昭和戦に関しては僕もかなり悔しかった。
部員から、もっと勝ちたい、もっと上に行けたはずだ、という向上心が感じられた。
それが主将としてこの日一番うれしく思ったことだった。

この日記の第1回目で、
このチームなら稽古によっては上で勝負できると思う
と書いた。それは希望的観測ではなくこういった部員の剣道に対する姿勢から確信したものだった。
今よりうまくなりたい、前できなかったことができるようになりたい、前勝てなかった相手に勝ちたい。
大会だけでなく稽古の端々からそういった部員の向上心を以前より感じていた。
どんなにセンスがあってどんなに力があっても、向上心がない選手は先に進むことができない。
日大医はその点で優れていると僕は思っている。

これで今年の大会は終了。本格的な練習も終わり、ここからは週1回の自主練期間に入る。
意外と早かった。本当にそう思う。
やっぱり現役最後の東医体までは長いようで短いのかもしれない。
主将になった当初、僕はベスト8を最終目標にしていたが、もう少し高く設定してみようかな、と思った一日だった。
Re: 向上心 - 小柳昌子
2017/11/14 (Tue) 10:43:20
初めてお邪魔いたします。
うちのチョイ反抗期高校一年生の息子が
日大の二年生から難関クラスを希望しております。
剣道は小学一年から泣き泣き続けておりますが・・・。
将来は何も決まっておらず、ただただ祖母は
将来はお医者さんになりなさいと夢の夢の話です。
初めて剣道部のHPを拝見させていただき感動
しております。
皆様、明るくて楽しそうな部活ですね~。
医学部ですと、堅いイメージが湧いてしまっておりました。
私も彼を心から応援したくなりました。心が前向きに
なりました。
ありがとうございます。
皆様も頑張ってください。
突然に失礼いたしました。
Re: 小柳昌子様 - うえの
2017/11/14 (Tue) 13:09:47
コメント頂きありがとうございます!
部員以外の方のコメントは初めてなので物凄く嬉しいです!
自分も高校生の時は医学部と言えば堅いイメージがあったのですが、大学に入ってみると明るく、朗らかな人が多かったので少々意外でした。
拙い文章ではありますが日本大学医学部剣道部の良さが少しでも伝わりましたらこれほど嬉しいことはありません。
息子さんが今高校1年生ということは大学への入学は僕が6年生のときになりますね。
自分にとって最後となる大会で、息子さんと一緒に剣道ができることを心待ちにしています。
頑張って下さい!とお伝え下さい。
繰り返しになりますが、コメントありがとうございましたm(_ _)m
本稽古納め- うえの
2017/11/10 (Fri) 22:23:21
道場に全学年の部員が集まった。
全員集合とはいかなかったが納めに相応しい人数が集まった。
今日で2017年の本稽古は終了となる。
師範にも忙しい時間を繕っていただき、稽古に来て頂いた。
自主練という形で再来週以降も部活は続くが、参加が前提の練習はこれで終わりである。

稽古は最近と同じく、すぐに試合をして申し合わせ、地稽古をした。
個人的に調子は悪くないので、後は肩が当日までつながっていることを願うのみである。
申し合わせでは試合で使おうと思っている技をひたすら練習した。

試合に臨む上で、自分という選手を客観的に捉えることは大事だと思う。
自分が調子のいいとき、悪いときはどういう動きをする傾向にあるのか。
自分が逃げを選択してしまうときはどんな動きをするのか、ではそうしないためにはどうしたらよいのか。
自分の得意な技は何で、調子が悪かったとしても自分の中で軸にすることができる技は何か。
一般的に強いとされる選手はそういったことがわかっているように思う。
自分はまだそれらの把握が甘いところがあるので、最近は自分の試合動画を暇さえあれば研究するようにしている。今の認識が正しいか否かは日曜日にわかるし、違ったらまた自分を違う観点から見るまでである。

稽古のことはほどほどに、一つの区切りにもなるので、主将になってからの3か月間を振り返ろうと思う。
9月中は新しいメニューに慣れてもらうことが主だった。
新しい技をやって、その中から自分に合いそうなものを各自で取り組むメニューをやったり、得意技を磨く時間と苦手な技を時間を設けたりと、技の一つ一つを確認することに重きを置いた。もちろん並行して体力を付ける練習もした。
区大会前には東京医科歯科大学を招いての合同稽古をした。
あれ以来、医科歯科の方々とは飲みに行ったり、単身で稽古に参加させてもらったりと仲良くさせていただいている。

区大会を挟んで10月、区大会での反省から、より実践的な練習が主になった。
状況を想定しての練習や試合に近い形の練習などを行った。
日本医科大学との合同稽古は25校戦の前だった。優しい方が多かったので交流を深めることができた。
25校戦では、区大会と比較すると勝負ができたので、良い感覚を持ち帰った部員もいたとともに、自分たちの反省点が浮き彫りにもなった。
その後はまた体力メニューと実戦メニューを並行して行った。

11月頭には慈恵医科大学と合同稽古をした。
技術的なことはもちろん、部の雰囲気なども含めて収穫の多い稽古だった。
そして、試合前練習の形を取り、少しずつ体力メニューを減らして今日に至る。

当初から、体力を強化しつつ1か月は技を磨き、1か月は実戦に備え、半月は調整にあてる予定だったので、その通りに進めることができた。

主将になる前から、あんなことをやったらいいんじゃないか、こういうメニューはどうだろうかと思案を巡らせてはいたが、実際やってみると、やはりできなかったことも幾つかはあった。
だが、幹部2人の理解と協力もあり、叶ったことの方が多かったように思う。たぶん今の幹部無くして予定していたことの実現は難しかったと思うので、感謝している。

春からは2年生の実習も終わり、新入部員も加えて多少は道場が賑やかになると思うので、秋関が終わったら来年に向けたプランも考えないとな、と思う。 
6年生との時間- うえの
2017/11/07 (Tue) 23:20:44
楽だ、半分。申し訳ない、半分。
そう思いつつ号令に返事をする。
息が上がっているときの号令や集中しているときの号令は地味に、本当に地味ーに疲れる。
今日は号令を副主将に任せた。指揮やメニューもすべて頼んだ。
というのも、また素振りができなくなってしまったのだ。東医体以来かそれ以上に肩を痛めてしまい、日常生活にも支障をきたすほどになってしまっている。
なお悪いことに、右手だけ握力の低下も感じている。
肩が上がらない以上素振りや切り返しなどはできなくなってしまうので、指揮を副主将にお願いした。謝謝。

試合前なのに…と嘆くことも今更ない。万全の状態で剣道をしている時間の方が僕の場合は短いからだ。むしろ、最近怪我をしていなかったからそろそろ来るだろうな、と思っていた。
稽古でどこまで周りと同じことができるか分からなかったが、本当に我慢ができなくなるまではやろうと思っていた。
だが、結論から言うと、意外と剣道はできた。
東医体前も、こんなの剣道できるのかと思いながら部活に出ていたが、実際面を付けて稽古をすると痛みはさほど感じなかった。
胴の残心で右手を高々と掲げることこそできなくなっていたが、他はいたって普通だった。
極論、右手の力がうまく抜けた結果、普段より技の命中率が高かった気すらする。
とりあえず、肩の影響は試合には響かなそうだ。と言っても現段階でのことなので、稽古あと2回、うまく付き合いながらやっていこうと思う。

試合稽古後の申し合わせは、各々の苦手な技は断捨離し、得意技を磨く時間にした。今日やった技が試合での決まり手となることを願う。
その後部員全員と地稽古をした。それぞれ実習や試験が多い中、状態は皆良い方だと思った。

稽古後、今年の東医体を以て引退された6年生の先輩方2人に部員一同焼肉をご馳走になった。
6年生の先輩方は僕が入部した時に幹部としてチームを引っ張っていた人で、よくこうして部活が終わった後食事に連れていってもらったな、と思いながら肉を食らっていた。
話も場の盛り上がりも僕が入部したころと何も変わっておらず、メンバーもあまり変わり映えしないので(それはどうなんだと思うが)、1、2年前に戻ったような懐かしい感覚だった。
先輩方は卒試、国試を控えており、そういった話も非常に為になった。何より、先輩方がいると自然と話題が盛り上がるので、とても楽しい時間だった。

どんどん先輩が減っていって(後輩が増えないのはなぜだろう)しまい、自分が上から数えた方が早くなりつつあるのはもの寂しさを感じるが、きっと僕にも後輩たちを引き連れて現役のころの話や国試の話をしたり、最近の部員たちのめまぐるしい環境の変化を聞いて驚きつつも弄ってという時間が案外あっという間に来るのだろうな、と思った。
そういったときに実のある話ができるよう、時間がある今こそ剣道も学生生活も真摯に向き合っていこうと思う。
まあ実際その場に立ったら下らない話しかしないのだろうが。それもまたいい。

先輩方との食事は、そこにいた時は楽しさを、振り返った今は高揚感の中に寂しさを覚える。
またああいった機会があればいいな、と思う。
先輩方に感謝!


さて、いよいよ秋関が近い。そう考えるだけで胸が高鳴る。
週明けとは思えないほど滾ってきている。
自分が主将として初めて迎える大会だからだろうか。
それもあると思う。
だが一番は、東医体で勝てなかったリベンジができる場だからだと思う。
早く試合がしたい。今のメンバーで戦ってみたい。
どちらかというとアガリ症の自分だが、今回は緊張よりも楽しみの方が強い。
早くチームに貢献できる試合がしたい。切にそう思う。
























ふらぐにならないでほしい。切にそう思う。
休憩時間と、休憩時間を練習する時間- うえの
2017/11/04 (Sat) 22:35:04
静かな時間が流れる。外から聞こえるダンス部の音楽が鳴りやむと、竹刀が空を切る音や床を擦ったような音、荒い呼吸音が聞こえてくる。
ホワイトボードに対戦表を書き終えて振り返り、道場を見渡すと普段のように雑談を交わしたり笑いあっている者はなく、全員が真剣な面持ちで体を動かしたり考え事をしたりしていた。
こうあるべきだよなぁ、と思う。時計を見ると試合開始時間まで残り5分を切っていた。対戦表を作るのに時間をかけすぎてしまったようだ。自分も準備をしなくては、といつもより身が締まる思いだった。

慈恵と合同稽古をした個人的な感想は昨日の主将日記に書き込んだが、部員も一人一人思うところがあったようで稽古前のミーティングでは様々な意見が飛んだ。
その中で自分がいろいろ喋ったなかで1番強調した(つもり)だったのが稽古の合間合間の張り詰めた空気についてだった。

日大医はわりと素振りの合間、休憩中など談笑の声が飛ぶことが多い。部員同士の仲が良い証拠ではある。
僕も結構休憩中は話していたし別段問題視してはいなかった。むしろ休憩中は率先して騒いでいたという説も…。だが、慈恵に行く前から、具体的には試合前の練習メニューに組み替えてからは心中穏やかでない場面があった。

試合前のメニューとして、今は体操、素振り、10分の時間を空け、試合稽古、申し合わせ、地稽古という形を取っている。
僕が思っていたのは素振りから試合稽古の間の10分間の過ごし方だ。僕としてはこの時間は休憩時間ではなく、試合まで時間がないときに何をするか、という試合当日に向けた練習の一環のつもりで、部員にも伝えていたのだが通常の休憩同様に雑談が目立った。
本来注意すべきだったのだが、数を重ねたわけでもなかったので、タイミングを逃して言えずにいた。
その最中慈恵に行ってその様子を目の当たりにしたことで、部員は僕がただ注意する以上にそういった姿勢を見せていたと思う。

休憩時間に騒ぐのは別に構わないと思う。体力的に追い込むメニューを組むメニューが多いので、精神的にまで追い込む必要はないかと思っている。もちろん剣道において精神的に鍛練する必要はあるが、それ以外の時間で精神的に圧迫する必要はないと思う。阪神の金本が掲げていた「明るく厳しく」のイメージ。だが、その中で自分の中に甘さがあったのは否めないのでそこは反省しなければならない。

今後は、通常の休憩時間は今まで通りに、素振りの合間や試合前の休憩は厳かに進めたいと思う。
合同稽古3- うえの
2017/11/04 (Sat) 01:13:24
最寄りから1時間、電車を乗り継ぎ、京王線に揺られ国領という駅に降り立った。
駅前の通りを正面向かって左側に歩くこと10分、そのキャンパスは見えた。
今日は慈恵医科大学との合同稽古である。

主将になってから実に今まで医科歯科、日医、そして慈恵と、3か月で3校目の合同稽古となった。
この日は学校が文化祭準備期間だったこともあり、少し遠くまで足を伸ばした形だ。

まずは体操、素振りから稽古が始まったのだが、素振りの段階で日大との差を感じた。
一に、誰も雑談を交わさず、張り詰めた空気の中で行われていたこと。どこかで顧問や師範が監視しているのだろうかといった雰囲気だった。
また、素振りの種類が実に豊富だった。日大もオーソドックスな形の素振りからは少し外れた素振りをしているが、それらも含め、日大もやっていない素振りも行った。また、主将がその都度意識することや留意すべきことなどを丁寧に説明していた。同じ主将としてこの段階から既に学ぶことが多かった。

その後基本打ちに移った。ここでも、普通の面打ちに加え、実践的な面打ちを練習したり、普通の籠手技に加えフェイント技を打ったりと、非常に思考が凝らされたメニューだったと感じた。
その慈恵の選手はというと、打ちが1拍子でまっすぐで、振り返った時には再び攻撃ができそうなしっかりとした残心を取っていた。いわば、剣道に芯があるとでも言おうか。話に聞くと、毎週1回厳しい先生に指導されているのだという。やはり厳しい環境にいると剣道がしっかりするという当たり前のことに久しぶりに気づかされた。

最後は地稽古を行った。35分間出ずっぱりで後半はバテバテになってしまったことは申し訳なかった。
実際に相対して、一人一人がしっかりと自分の間合いを持っている、また、その間合いを活かして剣道をしていると思った。また、「ここは居付いたな」と思って打っても対応されたりいなされたりし、作りの早さを感じた。

稽古後は食事にも行き、交流を深めることができた。
縁性の先々で二高と試合したことある人がいる気がする。高校時代の大会の話などもできて楽しかった。

全体的に言えることは、剣道がしっかりしていること。日大との差は一番は底だった気がする。
また、主将が考えられたメニューを丁寧に説明を加えながら行っており、非常に熱意を感じた。同じ主将として見習わなければならない。
個人的には大変有意義な時間になったし、部員も学んだことが多かったのではないかと思う。
学んだことは今日の稽古から活かし、試合が終わったらメニューも幾らかパクらせていただこうと思う。








他校に行ったときに必ず日大と設備を比べて嘆く。あると思います。
そろそろラストスパート- うえの
2017/11/02 (Thu) 13:45:06
11月になった。今年も残すところあと8週間だ。
そして2017年最後の公式戦まで残り2週間を切った。
今年を振り返ると、剣道部だけでもいろいろなことがあった。

試合に出ない部員を買い出しに行かせた結果、近くのコンビニまで往復1時間歩かせることになった3月の医療系大会。
判定に不服のあまり悪態をつき、先輩に叱られた春の区民大会。
演劇に始まり悲劇に終わった勧誘。
主管だったため、終電まで学校に残り始発で学校に向かった春の25校戦。
初めて師範の前に座った新歓。
3時間待って3分で終わるという総合病院のような結果に終わった春関。
ダンス会場で剣道をして部員が床のフローリングに大量虐殺された合宿。
後悔と喪失感の東医体。
幹部交代。日記の始まり。
開会式で足が人間の限界値までしびれた秋の区民大会。
横市との施設の差に悲しくなった秋の25校戦。
そして、これから迎える秋関。

ふと。
振り返ってみて思うことは、やはり試合ごとにあまりいい記憶がない。
団体戦でチームの勝利に貢献した記憶もあまりない。個人戦でも特筆すべき結果は残していない。
チームとして、年間2度のベスト16に輝いた昨年と比べると、今年はまだ、何もない。

そして何より一番思うこと。
「この試合は日大負けるんじゃないかな」という試合は片っ端から敗けている。これが何よりも悔しい。
昨年はまだそういった試合を何試合か拾っていたと記憶しているが、今年はまだそれがない。

これは僕の個人的な考えだが、剣道において、相手を総合力で上回る必要はない思う。たとえ総合力で相手が勝っていても何か一つ、自分の中で相手に勝っている点があればどんな相手でも勝てるチャンスはあると思う。そう容易いことではないが。
それがない。

チームとしても、個人的にも、このまま1年を終えるのは悔しさが残る。秋関まであと10日。残りの稽古は今日の合同稽古含めて5回。個人的にはあと7回。今から何かが劇的に変わる可能性は低いが、自分たちが今までやってきたことを見つめ直し、振り返り、秋関には今年一年間合計106回の稽古の集大成を以て臨みたいと思う。









これは……日記なのか?
「声出したら終わりな」はだいたいラスト- うえの
2017/10/29 (Sun) 02:59:51
「あ、スイッチ入りましたね田中先輩」
後輩部員が笑みを漏らしつつ言った。ずっとこの日記には前主将と表記していたのだが人物が特定される以上伏せる必要性を感じなくなってきたのでふつーに記す。
時は稽古終了後、魚本と田中先輩が地稽古行っている。
他の部員はというと、稽古の邪魔にならない位置で談笑したり目の前で行われている稽古について話したりと思い思いに時間を過ごしていた。
地稽古も10分に差し掛かり、それまでは比較的静観していた田中先輩の猛攻が始まった。その瞬間、田中先輩だったものはバーサーカーに、魚本だったものは打ち込み台に、地稽古だったものは狩りに姿を変える。
そして次の瞬間、道場全体に田中先輩の打突音が轟く。
「おぉ、いい胴ですね。すげぇ音」
狩猟場に背中を向けて僕と話していた後輩が呟く。
「いや、今の、面だよ」
「え?面の音しました?胴の方が入ってるんじゃないですか?」
「違う違う。今の音、面打ちの音だから」
「ああそうなん…えぇ!?」
打ち込み台にくくられている胴をカーボン竹刀で力任せに叩いたような音がしたが、それは紛れもなく田中先輩が放った面の音だった。
一方の魚本はというと、頭を抱えその場にうずくまっていた。
恐らく竹刀ではなく真剣を使っていたら魚本は等分されていただろう。

今日は、素振りの後に全員に15分の猶予を与え、面を付けると同時に、切り返しや基本打ちの前に最初に試合稽古をする、という若干異質な形式で稽古をスタートさせた。
実際の大会ではアップの時間が短かったり、アップから試合まで時間が空いていたりと、体が十分に温まっていない状況で試合をすることが多い。
だがそれに対し、試合稽古は素振り、切り返し、基本技など、あらゆるメニューをこなした後に間髪入れず行うことが多いので、体が温まった状況で試合をすることが多い。
少しでも実践的な試合をするという意味、試合前時間がないときに試合に臨む心積もりをする練習といった意味でこのような形にした。

試合のあとは2人組で申し合わせを30分程度行った。
試合でこそ自分の悪癖や欠点、足りない技を自覚できると思うので、こちらで技を指定するより、各々に任せた方が良いと思ったからだ。

その後、地稽古を挟んで掛り稽古をした。この日は合掛り。
直前にある部員からも指摘されたのだが、ここ最近全体的に少し声が出ていなかったので、最初想定していた数よりも少し多めにした。声が剣道の全てではないことは承知しているが、全体的に小さくなってしまうのはやはり看過すべきでないと判断した。
「もっと声出せ」と合掛りの際に言った後は声が出ていたように感じたので追加はしなかった。
ちなみにこの日の合掛りは15秒×14セット。死ぬかと思ったマジで。

来週は月曜を休みとし、水金稽古、木曜出稽古となる。
試合2週間前かつ過密スケジュールなので恐らく今日のような体力メニューは組めないと考えると今日が後期最後のキツめの稽古だったのかもしれない。そう考えるとなんか寂しいものがある。
いよいよ試合に向けて調整する時期に入ってきたので、生活習慣を整え、気合を入れ直して来週も稽古がんばろうと思う。









生活習慣を整え((注)これを書いているのは午前3時)
大人数(当社比)での稽古- うえの
2017/10/26 (Thu) 15:00:11
授業を受けるキャンバスから道路を挟んで向かいに体育館がある。
脇には雑木林とプールがあり、体育館入り口では野球部が素振りをしている。
体育館地下一階のエントランスを潜り、薄暗い廊下を数歩進めば、右側に道場はある。
扉を開くと「お疲れさまです!」と声が重なる。
「おぉ、お疲れ」久しぶりだ。この感じ。

最近は2年生の実習や4年生のCBT対策勉強も佳境に入り、稽古開始時は2~4人が関の山。道場に入った時に「お疲れさまです!」なんて言われたのは本当に久しぶりのことだった。2年生は今日の午後は試験だったようで、普段より早く終わったのだそうだ。

「胴着と袴でも畳むか」「やっときました」
「窓を」「開けますか?」「いや…寒いし今日はいいや」
こんな日常的なやり取りすら僅かに喜びを覚える自分がいる。

「胴着と袴畳むか」「3人しかいないのにこんなに畳んでたら稽古時間終わるしほっとこう」
「窓開けるか」「人少ないから半分でいいや」
最近はこんな感じ。

前回の反省から正面素振り部は廃部にし、至って普通の素振りを行い、普段はやるすり足や手首強化練習は丸々カットし、そのまま面を付けての稽古に移った。久しぶりの剣道になる2年生に少しでも長く面を付けて稽古をしてもらうためだ。

実際に基本技を見ても、2週間くらい前には矯正されていた癖が再び顕著になっていたり、体の重さを嘆いていたりといった具合だった。
休息十分でパワフルな剣道に磨きがかかっていた部員もいたが…。

その後試合稽古をした。久しぶりの部員も割と動けてはいたがやはりブランクを感じさせるのもまた事実だった。
個人的な話になるが、今日の試合稽古で、2試合目に2本負を喫してしまった。

剣道に限らず、何かしらスポーツをやっている人ならば、実力が拮抗していて調子が良ければ勝てるけど調子が悪かったら負けるという、いわば”自分の調子のバロメーター”となる人がいると思う。
今日自分が負けたのはまさにその相手だった。その相手とは剣道のタイプこそ異なるが、お互いに勝って敗けてを繰り返しており、対戦成績も昨日でちょうど五分五分になった。
実際に試合の動画を見てみると、「これは勝てないな…」と思える動きをしていた。最近意識が薄れていた悪癖がまた出始めていて、調子がいいときの動きとはかけ離れていた。

恐らくその相手が自分を負かしてくれなかったら僕はそれに気づくことなく、さらに悪化しまうところだったかもしれない。
”打って反省、打たれて感謝”とは剣道ではよく言ったもので、敗戦を通して自分の剣道を再確認することができたので、変な話負けてよかったな、と思っている。
最も、今後それが活かせなければ只の敗戦の一つとなってしまうのだが。

その後、打ち込みを計15セット行った。連続技や合面など2種類の打ち込みを行ったため、結構ハードだった。
金曜日も大人数(当社比)での稽古ができそうなので、自分の剣道をしっかり考えつつ、部の統括も張り切っていこうと思う。










久しぶりに剣道っぽいことを書いた気がする。
正面素振り部- うえの
2017/10/25 (Wed) 01:34:51
28!29!30!
全員が構えを解く。
竹刀を片手で回す者、面打ちの真似をする者、虚空を見つめる者と、さまざまに束の間の休憩時間を持て余している。
今は稽古の序盤、素振りの真っ只中。正面素振り30本を終えた段階だ。

昨年まで、素振りは50本ずつを数セット行っていたので、30本2セットのみの今の素振りは、前と比べるとおよそ半減したことになる。だが、一本一本を強く速く振る、という意識を持ってもらうための措置であり、部員にもそれは事前に伝えている。最近は以前より僅かに全体的にスピードが上がった…気がする。

以前杏林大学さんにお邪魔した時、素振りと素振りの合間に雑談をしている人がほぼおらず、「ああいう時の緊張感から違う」と言われたことがあるため、最近のこの時間は昔より静かになった。
「魚本さぁ」
静寂を割ったのは前主将の声だった。にしてもこの日記に個人名が出たことがあるのは魚本だけな気がする。
前主将「お前の声って周りとずれてるよね」
魚本「えぇ!そうですか?」
前「なんか、周りが声出してるから何とかなってはいるけどさぁ」
上野「妨害工作してきますよね」
前「ちょっと意識してみて」

というわけで正面素振りが30本追加された。
28!29!30!
上「先輩、いかがですか」
前「まだずれてる。こう振って、この辺で声出さないと」
上「構えて!正面素振り—」
28129!30!
上「先輩、いかがですか」
前「なんか、お前だけ声のトーン違うよね」
上「確かに。審判に聞き取ってもらえないかも」
魚「えぇ…もう素振りの指導じゃない…」
上「構えて!」
28!29!30!
上「先輩、いかがですか」
女子部員「っていうか今またちょっとずれてなかった―?」
上「あ、21~23でしょ!」
魚「あの…」
上「構えて!」
28!29!30!
上「お前笑わせんじゃねえよ」
魚「お前だって笑ってんじゃん!」
もう笑うしかない状況になってきた。
上「構えて!」
そんなやりとりを10回くらいした後…
28!29!30!
上「先輩、いかがですか」
前「えー…もうない……」
上「そこをなんとか」
前「じゃあ………声が足りない!」
上「構えて!」
気づけばみんなやけっぱちになり、この日一番声が大きくなったのでこれはこれで良しとして跳躍素振りへ。
跳躍素振りでも同じようなことをしたのだが、女子部員から発せられる殺気が尋常ではなかったためほどほどになった。
時計を見ると1時間経過。予想以上に腕が重い。なんでこんなことに(←主犯)。

その後、いつかの日記に書いた研修一年目の先生が稽古においでになって、大会前ということで叱咤激励を頂いた。
アドバイスをしっかりと受け止め、後期の残りの稽古に活かしたいと思う。







あぶねー日記書くの完全に忘れてた。
そもそも一昨日のことを日記と呼んでいいものか。